テルガル・ジャパン

テルガル瞑想コミュニティは、瞑想の伝統を今の社会において、宗教・文化の違いを超えてどなたでもできる瞑想実践の場を提供します。

テルガル・ジャパンは、ミンギュル・リンポチェを日本に招聘し講演会やワークショップを開催する他、プラクティス・グループは、定期的に瞑想実践の場を提供しています。宗教、国籍、民族、ジェンダー、年齢や経験の有無を問わず、オープンな自主運営型の集いで、どんな方でもご参加いただけます。
こんな方におすすめします
 • ストレスとの向き合い方を知りたい
 • 健全な心の習慣を身につけたい
 • いつでも、どこでも「幸せである」と感じたい

最新情報

Joy of Living レベル3 オンラインコース(11/16~18)

Joy of Living レベル 3 のテーマは「智慧に目覚める」です。ここでは、堅固な思い込みがいかに私たちを不満と不安のサイクルに閉じ込めているか、そして先入観や感情的な反応という歪んだレンズを通してではなく、物事をありのままに捉えることで心の本質の根源的に備わる純粋さや善なるものを発見する方法を学びます。
ミンギュル・リンポチェは英語で、ツンマ・ミャオロンは中国語(英語通訳付)で教えます。すべて日本語通訳がつきます。

日程:2024年11月16-18日
参加条件:テルガルのJoy of Livingレベル1と2に完全に出席し、宿題の正式瞑想をすべて終了された方
参加費:スポンサー 720HKD / 一般 400HKD
 
詳細(スケジュール等):こちら

登録期間:2024年11月2日~15日 23:59(香港時間)
*登録はテルガル・アジア ラーニングのウェブサイトから

主催:テルガル・アジア

 

Joy of Living 瞑想リトリート(オンライン)

「内なる平和と充足感を見出だすために、今この瞬間の外を見る必要はありません。気づきを持って体験すれば、すべてが喜びの源になるのです」 ミンギュル・リンポチェ

リトリート体験はテルガルの瞑想の伝統の中心に位置づけられ、それによって体験的な学びを段階的に実感できます。
このリトリートは、参加者の個人レベルにおいては瞑想実践の場であり、グローバルな瞑想実践者のコミュニティに触れる機会でもあります。Joy of Livingプログラムの各段階で、必要な宿題を終えて次のレベルに進むためには、これらのリトリートに参加することが必要不可欠です。
このようなリトリートに可能な限り参加し、体験が十分なものになれば、知的に学ぶだけでは及ばないレベルの、理解と瞑想実践を深めることができるでしょう。

Joy of Living瞑想リトリートについて紹介動画(3:14)
※日本語字幕:歯車マークをクリックして「日本語」を選択

日時
2024年11月23日 09:00~20:30
2024年11月24日 09:00~12:00

内容
 ・ミンギュル・リンポチェの講義(録画ストリーミング)
 ・日本語でのガイド付き瞑想(ライブ)
 ・日本語での質疑応答(ライブ)
  ミンギュル・リンポチェは英語で話され、日本語の通訳がつきます。

参加条件(変更):どなたでも参加できますJoy of Livingレベル1を受講し、宿題の正式瞑想をすべて終了された方

再視聴:ミンギュル・リンポチェの講義は、最後のセッションから72時間以内に投稿され、リトリート終了後 2か月間閲覧可能です。

参加費:75USD(要クーポン適用)

登録方法(11/9 20時まで)

1.テルガル・インターナショナル(TI)のイベントページ(英語)から、クーポン適用方法など日本語の説明を見てご登録ください。(注:参加条件は満たしているとして登録してくださって大丈夫です)
2.お手数ですが、TIからの確認メールをお名前とメールアドレスとともにテルガル・ジャパン(japan@tergar.org)へお送りください(イベントの2、3日前にZoomリンクをメールで通知します)。

汚れなき般若の智慧 - 阿毘達磨倶舎論の瞑想次第

「アビダルマの教えのエッセンスは、あらゆる現象の究極のもののありようを探求し、その智慧を私たちの経験と実践に取り入れることです。その結果として、解脱と悟りを得るのです」
【登録は締め切られました】
ミンギュル・リンポチェは法話『アビダルマの真髄』でこのように教えられました。
2024年から、テルガル・アジアはアビダルマに関する新しいプログラムをオンラインで開始します。ミンギュル・リンポチェが編纂した本『汚れなき般若の智慧- 阿毘達磨倶舎論の瞑想次第』に基づき、ケンポ・ペマ・ウーセルが教えます。ケンポは、私たちが現実のありようを発見するよう段階的に導かれ、その智慧を日々の瞑想実践や日常の経験に応用する方法も説かれます。
本プログラムは2~3年間続きます。今年、2024年では、ケンポはアビダルマの紹介、道次第(修習の段階)、シャマタ瞑想について取り上げます。2025年は2024年の残りを補習してから、ヴィパシャナ瞑想の教えに入ります。

スケジュール(2024年)
[毎月第2・第4水曜または第1・第3水曜]
21:30~23:00(日本時間)

4月10日、24日 5月8日、22日 6月5日、19日
7月3日、17日 8月7日、21日 9月4日、18日
10月2日、16日 11月6日、20日 12月4日、18日

言語:ケンポはチベット語で教え、英語、日本語、中国語、韓国語、インドネシア語、タイ語、広東語、ベトナム語の通訳がつきます。

詳細情報:テルガル・アジアのウェブサイト(英語)
https://www.tergarasia.org/asia-events/abhidharma2024/

瞑想会「Joy of Linvingプラクティス・グループ」

【オンライン】
登録不要、参加費無料で、どなたでもご参加いただけます。
(zoomリンク:フォームまたはメールにてお問合せください)
テルガル鎌倉:月1回のペースで開催
   12月21日(土)20:00~20:45
   1月25日(土)20:00~20:45

【対面】
テルガル東京:月1回のペースで開催
 12月15日(日)13:30〜16:00 
 1月19日(日)13:30〜16:00 
   場所:YCC代々木八幡コミュニティセンター(3階・和室)
 登録不要(直接会場にお越しください)、参加費(施設使用料)500円、入退室自由、受付開始は13:15~
 詳細・お問合せはLINE(担当:大森)まで

オンライン【初めての瞑想セッションⅢ】
開催日未定(参加費無料・登録不要)
(Zoomリンクはオンライン瞑想会と共通です:問合せフォーム)

瞑想に興味があるけれど、何をしたらいいのかわからなかったりしませんか?
そんなとき、特に初めての方を対象としたこのセッションがピッタリです。
瞑想がどのようなものかを知ることができるでしょう。

このセッションは、
・ミンギュル・リンポチェによるビデオティーチング
・ガイド付き瞑想
・振り返りの時間
などで構成されています。

瞑想はどなたでもできます。宗教的である必要もありません。ぜひこの短い瞑想入門セッションにご参加ください。一緒にシンプルな瞑想実践について学びましょう。

ティーチング動画

【マンスリー・ティーチング】
以下はミンギュル・リンポチェのマンスリー・ティーチング動画です。★は初心者の方に特におすすめのものです。日本語の字幕は、動画の右下のCCをクリックして「日本語」を選択するとご覧いただけます。YouTubeの場合は、歯車マークをクリックして「日本語/Japanese」を選択してください。

2024.10:修行するのに先生は必要だろうか?(5:06)new!
2024.09:私たちは本当にそんなに違うのか?(8:53)
2024.08:瞑想が進んだ印(9:20) 
2024.07:睡眠の質を高める(6:51) 
2024.06:せっかちな世界で忍耐強くある(6:24) 
2024.05:モチベーションを保つには?(12:36) 
2024.04:地球への慈悲(6:28) 
2024.03:瞑想すると、前より感情的になるのだろうか?(9:19) 
2024.02:完璧な相手を見つけるには?(11:23)
2024.01:目覚めのための元気になる呼吸法(11:30)
2024.01:2024年 新年メッセージ(10:42)

2023.12:思いやりのあるリーダーシップで世界を癒す(10:52)
2023.11:苦しみという車の運転(8:19)
2023:10:ボディスキャン(身体感覚)瞑想のやり方は?(8:50)
2023:09:なぜ感謝の気持ちが大切なのか(7:08)
2023:08:障害はチャンスになる(8:27)
2023.07:内なる善き本質(11:34)
2023.06:瞑想で身につける3つの生涯スキル(12:48)
2023.05:瞑想と気候変動(8:59)
2023.04:失敗を乗り超える(5:31)
2023.03:失うことと共に生きる(9:23)
2023.02:瞑想は現実逃避か?(5:44)
2023.01:対立の対処法(5:50)
2023.01:2023年新年メッセージ(12:41)

2022.11:燃え尽き症候群を防ぐために(4:30)
2022.10:疎外感と上手に付き合う方法(5:44)
2022.09:怠け者の瞑想者へのアドバイス(5:13)
2022.08:マインドフルネスを食事に取り入れる方法(6:41) 
2022.07:私には何か足りないのか? 自己嫌悪を上手に付き合う方法(7:53)
2022.06:誰もがすでに仏(6:10)
2022.05:感情の瞑想(4:58)
2022.04:気づきとマインドフルネスの違い(6:17) 
2022.03:仕事中に瞑想するには(4:13) 
2022.02:瞑想は危険になりうるか?(6:07)
2022.01:新年の抱負を瞑想で維持するには(5:42)
 
2021.11:瞑想で脳は変化する(6:56) 
2021.10:歩く瞑想(3:12) 
2021.09:瞑想で悪くなったと感じるのか?(4:53)
2021.07:憐れみに満ちた智慧(3:51)
2021.06:内なる強さを見出す(4:31)
2021.05:痛みの瞑想(5:00)
2021.04:ピザ瞑想(4:16)
2021.03:モンキーマインド(4:11) 
2021.02:パニックを友にする(4:10)
2021.01:自己の感覚:見解(2:52) 

2020.12:ありのままに(3:15)
2020.11:日常生活の中の瞑想(3:11)
2020.10:善なる本質と喜び(5:20)
2020.09:3つの智慧(三慧)(4:30)
2020.08:善なる本質と憐れみ(4:36)
2020:07:ゾクチェンとは何か?(3:09)
2020.06:自分自身への慈しみ(2:49) 
2020.05:すべての生きとし生けるものへの慈愛(慈しみ):見解(3:00)
2020.04:死の準備(3:00)
2020.03:四解脱(5:36)
2020.02:眠りと眠気の瞑想(3:17)
2020.01:金剛念誦(2:22)

2019.12:瞑想の習慣(2:23)
2019.11:バルドと心の本質(2:52)
2019.10:自然に(2:11)
2019.09:気づきを認識する(2:37)
2019.08:導き入れ(直指)(2:12)
2019.07:生起次第(3:23)
2021.06:道としての果(4:08)
2019.05:根本仏教の見解(2:48)
2019.04:チベット仏教の4つの宗派(5:52)
2019.03:何でも瞑想のサポートになる(2:57)
2019.02:★瞑想は簡単(2:40)
2019.01:夢の中に生きる(3:25)

2018.12:心が現実を作りだす(3:18)
2018.11:固着した見方を溶かす(2:15)
2018.10:健全な自己(3:30)
2018.09:分析的瞑想(2:30)
2018.08:瞑想のエッセンス(真髄)(4:30)
2018.07:忍耐のエッセンス(真髄)とは?(1:53)
2018.06:布施(3:17)
2018.05:幸福の原因(1:40)
2018.04:感情との関わり方:第三部 感情の本質を観る(3:00)
2018.03:感情との関わり方:第二部 変容すること(3:00)
2018.02:感情との関わり方:第一部 捨てること(2:20)
2018.01:★瞑想のポイント:いつでも・どこでも(3:00)

2017.12:瞑想の要点:期待を手放す 後編(1:59)
2017.11:瞑想の要点:期待を手放す 前編(3:13)
2017.10:★瞑想のポイント:ただあること 対 すること(3:31)
2017.09:瞑想の要点シリーズ第2部:意図と動機 後編(4:15)
2017.08:瞑想の要点シリーズ第1部:意図と動機 前編(3:38)
2017.07:瞑想せず、散乱しない瞑想:日常生活への応用(3:04)
2017.06:瞑想せず、散乱しない瞑想:瞑想(2:09)
2017.05:瞑想せず、散乱しない瞑想:見解(2:56)
2017.02:智慧を発見する(14:51)
2017.01:善なる本質と気づき(4)(7:53)

2016.12:善なる本質と気づき(3)(5:31) 
2016.11:善なる本質と気づき(2)(6:14) 
2016.10:善なる本質と気づき(1)(4:30) 
2016.09:心と身体(2)(4:51)
2016.08:心と身体(1)(6:39)
2016.07:安定した瞑想実践を身につける(8:46)
2016.05:新しい習慣を身につける(10:40)
2016.04:心を変容する(8:31)
2016.03:瞑想の本質(6:21)
2016.02:内なる平和を通じた世界平和(2)(8:54)
2016.01:内なる平和を通じた世界平和(1)(8:33)

2015.04:心の向きを変える4つの考え方-無常(4:47)
2015.03:心の向きを変える4つの考え方-貴重な人の生(10:03)

2014.10:怠け者で瞑想が始められない(10:28)
2014:08:不安と苦しみの原因(9:24)

2013.10:スピリチュアルな視点から見たお金(5:32)
2013.06:苦手とする人たちと付き合うための瞑想方法(5:37)

2012.11:ミラレパの親友(1:49)
2012.10:無常と共に進む(2:30)
2012.09:真なる本質へのホームシック(1:45)
2012.08:仏性を見出す(1:49)
2012.07:幸せの原因(2:08)
2012.03:2種類の気づき(6:25)
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映画「WANDERING…BUT NOT LOST」

ミンギュル・リンポチェの4年半の放浪修行に関する映画「Wandering… But Not Lost」のご紹介です。この映画はVimeoでストリーミング配信されています。

字幕:英語、中国語、仏語、独語、伊語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語、チェコ語(日本語の字幕はありません)

チケット入手はこちらから:https://vimeo.com/ondemand/wanderingbutnotlost

Vimeoでアカウントを作る必要がありますが無料です。

詳細はこちらから:www.ajoyfulmind.com

映画の他、購入特典としてリンポチェの法話やカットされたシーンを含む6つの動画がご覧いただけます。

映画:「Wandering…But Not Los」はミンギュル・リンポチェの4年半の放浪修行(2011年6月から2015年11月)の詳細な体験談であり、仏教の知恵を現代の日常生活に応用するためのリンポチェ自身のガイダンスが散りばめられており、世界中の聴衆の心に触れ刺激を与えるでしょう。

「Wandering…But Not Lost」は世界中の映画祭で興奮を巻き起こし、これまで10のコンペティティブ部門にエントリーされ、インド国際映画祭の「ベスト・ドキュメンタリー賞」やハーグ国際映画祭の「ベスト・バイオグラフィック・フィルム賞」など4つの権威ある賞を獲得しています。

瞑想とは

なぜ瞑想するのか?

真の幸せはどこにあるのでしょうか?現代世界は、比類ないレベルの物質的な豊かさと快適さに囲まれていますが、それが不満や不安、抑うつを覆い隠してしまうことがよくあります。皮肉なことに、私たちをとりまく世界で“進歩”が見られるほど、私たちの生活の中身がより少なくなるように思われます。

瞑想は、真の幸せが私たちの内にあることを示してくれます。瞑想を実践することで、今この瞬間にいることの喜びに目覚めます。注意深さと気づきを培うことで、慢性的な痛みや破壊的な思考パターン、難しい感情などの困難な状況でも内なる平和と喜びの源に変容することができます。

近年、瞑想は科学界からも大きな注目を集めています。ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学、ウィスコンシン大学、その他多くの有名な機関の研究者たちは、高血圧から意識のピーク状態まであらゆることに関する瞑想の効果を調査しました。それによって、瞑想が、熟達した瞑想実践者の脳に深く影響を及ぼすだけでなく、1日数分だけの瞑想でも幸せやウェルビーイング(幸福)に関連する脳の部位が劇的に増加することが示されました。また、瞑想は身体の免疫系を高め、脳が長い時間集中する能力を向上させ、多くの心理的障害に対して効果的な治療となることも示されました。

瞑想とは何か?

瞑想は気づきと洞察を育む術です。
瞑想は、破壊的な感情パターンを元に戻したり、智慧や思いやりといったポジティブな資質を高めたり、純粋な気づきという心の根源的な本質につながったりするための実用的なツール(道具)として用いることができます。

●気づき:瞑想の本質

ミンギュル・リンポチェがよく言われるように、気づきは瞑想の本質です。意味することは、瞑想の実践は、心(ハート)と心(マインド)を探求するプロセスであり、気づきそのものの豊かさを完全に体験するプロセスであるということです。


●第3の選択肢:困難な感情と友達になる

困難な状況や痛みを伴う感情に遭遇した場合、通常は次の2つの方法のいずれかで対応します。1つめのケースは、自分の感情と一体になり、その感情が主張することを信じます。ミンギュル・リンポチェはこれを「はい、仰せのままに!」反応と呼んでいます。2つめのケースは、その感情に抵抗し、押しのけようとします。これをミンギュル・リンポチェは「おい、出ていけ!」反応と呼んでいます。このどちらの反応も、不満と苦しみのサイクルに私たちを閉じ込めています。
瞑想は私たちに3つめの選択肢を与えてくれます。痛みを伴う感情を気づきのサポートとして使うのです。このアプローチは、困難な感情に対してしばしば抱く抵抗感を弱めます。最終的には、気づきの自然な表現としてこれらの感情を受け入れて感謝することを学ぶことさえできるようになります。


●日常生活における瞑想実践

痛みを伴う感覚や感情を気づきのサポートとして使うのと同じように、日常の体験、暮らしの中の最もありふれた細部でさえも、実践を深める機会として使うことができます。今この瞬間に現れるすべてが、気づきのサポートとして使えます。電話が鳴っている音、机に座っているときや通りを歩いているときの身体の感覚、その日の出来事に伴い湧き上がるすべてのイメージなどを使って瞑想することができます。この実践のすばらしさは、瞑想を妨げるものが何もないということです。最終的に、すべてが瞑想となり、今ここの瞬間に完全にくつろぐことでしょう。

プログラム

テルガルの瞑想コミュニティでは、瞑想を学び実践する豊富な機会を提供しています。また、仏教実践の道を辿り、チベット仏教の中核となる教えを学ぶこともできます。
テルガルのユニークなアプローチは、理論と瞑想の統合を可能にします。精神的な道の最も重要な原則が体験に基づいて示されているので、日常生活に直接取り入れることができます。

 3つの主要なプログラムがあります。
  • 『Joy of Living(生きる喜び)』:瞑想の基礎コース
  • 『Path of Liberation(解脱の道)』:仏教に基づく瞑想の実践コース
  • 『Exploring Buddhism(仏教探求)』:仏教の学びのコース

Joy of Living

Joy of Living瞑想コースは、「心を静める」、「心を開く」、「智慧に目覚める」方法を学ぶという3段階から成っており、宗教や文化の違いにかかわらずどなたでも実践することができます。

Joy of Livingは、ミンギュル・リンポチェが、主に次の2つの目的を達成するために考案されました。
  1. 信仰に関わらない一般的な形式で、瞑想・マインドフルネスに関心のある方を対象にした包括的な瞑想のトレーニングコースを提供すること
  2. 正式な仏教実践に関心のある方も対象として、瞑想の基本原理と実践法の基礎を提供すること

Joy of Livingの様々な瞑想実践法は、チベット仏教の教えに基づいていますが、本質的には宗教的なものではなく、マインドフルな気づきや慈しみ、思いやりといった心(ハート)と心(マインド)の基本的な働きを扱うもので、今この瞬間がいかに豊かなものであるかを明かしていきます。心の特質に取り組み、私達が経験する思考、感情、感覚すべてに対して、無条件の温かさと受容の心を持って接する術を学ぶことにより、今この瞬間の経験に対する関わり方が少しずつ変容していきます。
レベル1
心を静める
「気づき」そのものが永遠に変わらない心の充足の源であり、私達が経験するあらゆること、たとえそれが辛いもの、苦しいものであったとしても、それ自体が心の安らぎへの入口として用いることができることを学びます。
表示したいテキスト
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。
1,000円
レベル2
心を開く
このプログラムでは、幸せでありたい、苦しみから逃れたいと思う願いが、愛(思いやり)と慈悲の心に根ざすものであるということを認識し、それを培う方法、そして命あるもの全てに向ける方法を学びます。
表示したいテキスト
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。
1,000円
レベル3
智慧に目覚める
私達の柔軟性に欠ける思い込みがいかに自分自身を不満や心配の悪循環に閉じ込めているかについて学びます。固定観念や感情的な反応というゆがんだレンズを通して現実を捉えるのではなく、ものごとをありのままに観ていくことが、真実の自己に本来備わっている純粋なもの、善なるものを見出す助けとなるのです。
表示したいテキスト
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。
1,000円

Path of Liberation

『Joy of Living』の基本的な教えに基づいて構築されており、苦しみの原因を取り除き、すべての経験の根底にある、光り輝く気づきを明らかにするよう設計された一連の瞑想法を提示します。
古くからのチベット仏教の教えに基づいており、すべての苦しみの根本にある根源的な誤解に対処し、歪んだ考え方や破壊的な行いを根こそぎにすることができます。
このコースは、仏教を精神的な道の要にしようとする方におすすめです。

テルガル・ジャパン

【活動状況】

●情報発信
Facebook テルガル・ジャパンでは様々な情報を随時アップしています。よろしければ「いいね!」ボタンを押して、その時々の記事をご覧ください。

●プラクティス・グループ
定期的に瞑想実践をする場を提供しています。宗教、国籍、民族、ジェンダー、年齢や経験の有無を問わず、オープンな自主運営型の集いで、どんな方でもご参加いただけます。現在、プラクティス・グループは、鎌倉の七里ガ浜、東京、山梨の道志村、他にて開催されています。ご興味のある方は、メール(E-mail: japan@tergar.org)にてお問合せください。

●ボランティア
翻訳(英語)やIT関連のボランティアも随時募集していますので、ご興味のある方はメール(E-mail: japan@tergar.org)にてご連絡ください。

【設立経緯】

ミンギュル・リンポチェの2017年来日を機に、テルガル・インターナショナルの協力の下に活動を開始しました。ミンギュル・リンポチェが設立したテルガル・インターナショナルは、アメリカのミネソタ州に本拠地があり、世界25ヵ国70ヵ所の活動拠点を持ち、長年にわたるリトリートや世界各国の脳科学者との対話をする経緯から得た瞑想の手法を、現代を生きる方々に提供する非営利団体です。

【行動規範】

テルガル瞑想コミュニティは、個人及びコミュニティとして、次のことを約束します。

  • すべての人を傷つけないようにします。すべての人の幸福のために奉仕します。すべての人を尊重します。
  • 共通の目的を心にとめて、友情と親切さをもってお互いを支え合います。
  • 私たちの独自の視点と才能をコミュニティにもたらし、他の人々の視点と才能を感謝します。
  • 協力的で、互いに認めあう、率直なチームで共に奉仕します。
  • 敬意をもって聞き、真実を語り、優しさと気配りをもって話します。
  • 個人やグループの参加に対する障壁を認識し、軽減します。
  • 必要に応じて助けを求めながら、意見の相違を建設的かつ丁寧に解決します。
  • 全員の安全性を確保します。
  • テルガルのリソース(資産、資源、人的リソース)を責任を持って活用し、個人的な利益相反を避けます。
  • あらゆる種類のハラスメントを根絶します。
  • 質問・疑問がある場合は、テルガルの「方針」または「手続き」の写しを依頼します。


私たちは、責任をもってこの行動規範を守ります。

ミンギュル・リンポチェ

智慧と慈悲、そして限りなく純粋である自己の真の姿を知ろうとするなら、今この瞬間の他に敢えて外に探し求める必要はありません。実のところ、今のこの瞬間以外のどこにも、見出せないのです。ほんの少し立ち止まり、私達のすぐ目の前にあるものを認識するだけで充分なのです。これは実に重要なポイントです。なぜなら、瞑想は、今の自分を変えたり、より良い人間になろうとしたり、または、自己の破壊的な習性を取り除くことではないからです。瞑想は、私達が持っている根源的な善なるものを“今”というこの瞬間に認識するという学びであり、そして、この認識を、自己の姿の芯に浸透するまで培っていくことなのです。

―ヨンゲ・ミンギュル・リンポチェ

【経歴】
ヨンゲ・ミンギュル・リンポチェ(Yongey Mingyur Rinpoche)は、著名な瞑想指導者トゥルク・ウゲン・リンポチェ(Tulku Urgyen Rinpoche)を父に1975年、チベットとの国境に近いネパールに生まれる。幼少の頃よりパニック発作に悩まされたことから、一人洞窟に籠って瞑想するなど、早くから瞑想に親しむ。その後父やその他瞑想の師より正式に瞑想を学び実践を重ね、12歳で第7世ヨンゲ・ミンギュル・リンポチェの転生者と正式に認定される。3年間のリトリート(お籠り修行)を終えた直後、15歳の若さでインドのシェラプ・リン僧院の瞑想指導者に任命される。その頃にはパニック発作はすでに過去のものであった。

リンポチェの法話は、ご自身が克服された体験を踏まえて新鮮でユーモアあふれる語り口が特徴的だ。指導的立場になってからも20世紀の偉大な高僧たちから顕教と密教の教えの伝授を受け、更に瞑想修行を続ける。その後本格的な教化活動を開始し、現在は、ネパールやインド各地にある僧院の座主としての責務を果たすとともに、世界中の弟子たちを指導。テルガル瞑想コミュニティは2008年に設立され、現在世界各地に拠点を擁している。

もう一つのリンポチェの活動として、科学への関心が挙げられる。幼い頃父の下で瞑想修行をしていた著名な脳神経科学者 フランシスコ・バレーラ(Francisco Varela)教授の影響もあったことからこの方面での貢献も大きい。ダライ・ラマ法王をはじめとする宗教界の指導者や科学者たちが参加する「心と生命研究所(Mind & Life Institute)」主催の会議は、その草創期から中心的な存在として活躍。米国の脳科学者リチャード・デイビッドソン博士らによる瞑想の科学的研究の被験者としても協力している。

2011年6月、リンポチェは突如僧院を後にし、インドやネパールを中心に乞食行を開始。2015年11月に行を終える約4年半にわたるエピソードは「4年の放浪の修行を終えて」(Lion's Roar、2016年2月)、「リトリートを終えて」(Lion's Roar、2017年1月)、『In Love with the World』[2019]に詳しい。

【著書】
[日本語]
  • 『今、ここを生きる』〔パンローリング株式会社、2016年〕(本作ではヨンゲイ・ミンゲール・リンポチェと表記)(原題 The Joy of Living: Unlocking the Secret & Science of Happiness [2007])
[英語]
  • 『喜びにあふれた智慧(The Joyful Wisdom)』[2009]
  • 『煩悩から悟りへ(Turning Confusion into Clarity)』[2014]
  • 『In Love with the World』[2019]
  • 絵本『ズィジ:瞑想を学んだ子犬(Ziji: The Puppy Who Learned to Meditate)』[2009]
≪テルガル・チャリティ・ネパール≫

ミンギュル・リンポチェが生まれ育ったヌブリ渓谷のユニークなチベット文化と仏教遺産の保護・保全に、最近リンポチェは取り組まれています。
ヌブリ渓谷は、ヒマラヤ山脈の高地にある孤立した地域で、車で通れる道がありません。人里離れた場所にあるため、村人たちは主に自給自足の農民や織物職人で、生活に苦労しています。
テルガル・チャリティ・ネパール(Tergar Charity Nepal)は、このヒマラヤで助けを必要としている人々を支援する貴重な機会であり、コミュニティの価値観、伝統、文化と完全に調和しています。

テルガル・チャリティ・ネパールの詳細はこちら(英語のみ)

テルガルの系譜

仏教における“系譜”の概念(相承とも言う)は、教えが世代を超えて師から弟子に伝えられる伝授のつながりを指しており、源は共通ながら人々の多様性に対応して多くの系譜があります。系譜の概念は現代世界からすると異質に見えるかもしれませんが、精神的な系譜は無数の先駆者が蓄積した智慧と体験を保持するなどの重要な役割があり、次の新しい世代は覚醒のプロセスを一からやり直す必要はありません。系譜は教えの完全性を保持し、精神的な道の導師の方々が智慧と慈悲に十分に基づいていることを保証します。

テル(Ter)はチベット語で宝を表す言葉で、苦しみを和らげ、私たちの最も素晴らしい可能性を活性化し、究極的には悟りを完成させる智慧と方便を指しています。ガル(Gar)を訳せば集まることで、多くの人や要素が集うことを意味します。つまりテルガル(Tergar)とは、人々がこの至高なる宝を見つけるために集まる場所、またはその宝を見出す変容に必要な原因と条件を結びつける場として理解することができます。

ミンギュル・リンポチェのテルガルの系譜は、主にカルマ・カギュー派ですが、ニンマ派からの流れも受けて形成されました。歴史的には、カルマ・カギューの系譜は、主にカルマパ(カルマパ10世で始まる)とタイ・シトゥ・リンポチェ(8世から始まる)を通じて、ミンギュル・リンポチェの一連の化身に伝わりました。一方、ニンマの系譜は、テルマ(埋蔵経典)と様々なニンマ派とカギュー派の導師たちの交流を通してもたらされました。現在のミンギュル・リンポチェ7世は、カルマ・カギュー派の伝授を主にタイ・シトゥ・リンポチェとサルジェイ・リンポチェから授かり、ニンマ派の伝授は主にトゥルク・ウゲン・リンポチェとニョシュル・ケン・リンポチェから授かりました。

今日のテルガルの系譜は、この豊かな歴史を活用しつつ、そこに現在のミンギュル・リンポチェの独特のアプローチを加え、あらゆる背景や考え方を持つ人々が利用できるように、最新の教えの説き方を組み込んでいます。

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